2020年09月02日
4月に仕込んだ味噌のお手入れ♪


こんにちは。
まだまだ猛暑が続いていますが、
おかげで、家の中の温度が上がり、
今年の長かった梅雨の負の遺産である
じめじめカビが、からりと乾燥して助かっています。
しかし、その恩恵が受けられない場所がありました…!
それは、味噌蔵です。
味噌蔵といっても、家の中の戸棚一画なのですが、
私にとってはとても大事な味噌の育菌兼貯蔵庫なんです。
近くを通るとなんだか怪しい匂いがしていたので
懐中電灯で照らしてみると…
なんと、木の壁の部分に立てていた木の板(正確には棚の横板)に緑色の粉末がびっしり!
そうです、カビだらけだったのです。
木は湿気を含みやすい上に、発酵中の味噌から醸し出す、栄養分でカビが育成してしまっていたようです。
よくみると味噌のカメのフタにも
粉末状のものがうっすらと積もっています。
フタと本体の隙間から、発酵して中身が漏れ出しているものもありました。
そしてそれを栄養にしたカビが増殖しているではありませんか!
とほほ…。
乾燥のために、扇風機でマイナスイオンの風を当てたりもしていたのですが、
そんなことくらいでは、このカビは排除できやしない!
と、腹をくくり、カビ撲滅作戦の開始です。
味噌の出来上がりは16.5kgで、さらにカメの重さが加わるので20kg近い重さです。
移動するのも一苦労ですが、大事な手前味噌が悪くなってしまってはそれこそ大変です。
まずは、壁に立てていた木の板を天日干しし、
カビを消毒液で何度も拭き取り、
さらにもう一度天日干しし、
最後にアルコール消毒をして完了です!
もちろん壁も丁寧に除菌消毒清掃しました。
また、カメの下に敷いてあったタオルも
洗濯したものに取り替えました。
そして次は味噌の表面を確認して、カビは取り除き天地返し!
天地返しとは上と下を返すこと…つまり、全体が混ざるようにかき混ぜることです。
こうすることで、均一に発酵させることができますね。
味噌作りって、仕込むだけでなく、
お手入れや保存や管理も結構大変なのです。
発酵は食べられるペットを育てるようなイメージなんです。
愛情をかければ、美味しくて健康に良いものに育ってくれます。
カメに仕込む味噌は重労働なので筋活にもなりますしね!?
味噌と米と梅干しがあれば、何かあっても籠城できます。
家が無事ならば、1年くらいは立て込まれそうですw
では、明日も素敵なことがたくさん引き寄せられますように!
(╹◡╹)JUNJUN
Posted by 中村純子(JUNJUN) at 23:59│Comments(0)
│手前味噌(みそ仕込み)
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