2024年09月02日
60年以上前の重箱を金継ぎで修復…ちょっとド派手に⁉️




こんにちは♪
昨日に引き続き「金継ぎ」の話題です。
https://junjun.eshizuoka.jp/e2253774.html
急須と同時並行で行っていたのが
我が家で過去に使用していた重箱です。
おそらく60年以上前の漆塗りのもので、
表面には一部「螺鈿(らでん)細工」も施されています。

子どもの頃、お正月のおせちが、
これに入っていた記憶があります。
ちらし寿司やみんなで食べるための運動会のお弁当などにも使われていたような…?
もう随分前から使わなくなっており、
数年前、久しぶりに箱から出したら、びっくり!
内側の角が裂けていたり、漆が剥がれているところが多々あり、とても使用できる代物ではありませんでした。


かと言って「はい、さよなら」と捨てるのは忍びなく、
何か修理の方法が見つかる日までと、
また、箱に戻して戸棚に入れておいたのでした。
そして、ついに、その日がやってきました❗️
金継ぎの手法で自ら修理にチャレンジする日が…。


まずは、下地用の漆を塗り、ハゲた部分を補修して
裂け目を塞いでみました。

それを乾燥させないようにダンボールに入れて
濡らしたタオルとともにしばらくおいておきました。
次に何度か違う漆を塗って、
最後に金箔を貼り付けて仕上げみました。
本来は真綿に金粉を付けて、漆の上をたたきながら付着させるのですが、
あまりにも範囲が広すぎて
付属の金粉が足らないのが目に見えていたので…。
これまで、なんちゃって金継ぎに使用していた
金箔を使ってみましたという次第です。
とにかく、範囲が広いので「金継ぎ」というよりは、
金箔貼りと言った方が良さそうで、
見た目もキンキラになってしまいました!
金箔が貼りきれないうちに乾いてしまったところは
焦茶色のデコボコ何見えており、
お世辞にも美しい仕上がりとは言えませんが…。
ハゲや裂け目だらけで使えないよりはマシだということで、納得いたしております。
食べ物が入れられなくとも、
袋入りのお菓子や小物や手芸用品などを収納する小箱としてなら、まだまだ十分活躍してくれそうです❣️
とりあえず、持ち主の母もきっと
喜んでくれていると信じて…。
現在、更なる乾燥をさせているところです。
完璧に乾かないうちに触ったのがかぶれの原因だったようなので…恥。
昨日の投稿でもお伝えしましたが、
仕上げの際、漆が皮膚に付着して、
左手首が、しばらくしてからかぶれてしまったのでした。
そのうちに、左手首の裏側の腕や右腕にも!
また、短パンで作業していたために、
腿のあたりにもかぶれが発症しはじめております。
痒くて痒くて、ついかいてしまったら、
どんどん広がってしまいました。
一番ひどい部分から、
「白血球の死骸と血小板の入っているであろう薄黄色い液体」が浮き出ており、これがとびひして
あちこち痒くなってるのかと心配に…⁉️
ネットで調べると、漆が触れていない部分に移ることはないそうなので、一安心。
かゆみは、食塩水に浸けると良いとのことで、
海水程度の濃度のお風呂に入ってみたところ、
落ち着いてきて、一安心です。
現在は、白血球が戦って炎症をおこしているのだと思います。がんばれ、私の自然治癒力❗️
もう少し様子を見て、よくならないようなら
皮膚科に行ってきますね。
金継ぎの際は「漆かぶれ」に要注意です‼️
この投稿が、何かのご参考にならば、幸いです。
(╹◡╹)JUNJUN
Posted by 中村純子(JUNJUN) at 23:37│Comments(0)
│金継ぎ
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